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こどもの皮膚病

脂漏性皮膚炎
しろうせいひふえん

原因

乳児湿疹の中の一つです。生後1歳ごろまで男性ホルモンの影響で皮脂腺で皮脂がたくさん作られます。
この皮脂は分解されて遊離脂肪酸というものになり、皮膚に刺激を加えるとされています。皮脂腺が多く分布する部位(脂漏)に発症します。

治 療

ステロイド外用で皮膚バリア機能をもとに戻してから保湿剤でいい状態を維持すると良いです。

皮膚バリア機能とは?

体外からの異物の侵入を防いだり、体内の水分の蒸発や体液の漏出を防いだりする皮膚の働きのことです。
その機能は皮膚表面の角層です。外からの刺激に対して非常に丈夫な「角化細胞」とその周りを「細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)」が覆って作用します。

皮膚バリア機能イメージ

注 意

離乳食が始まるころには食事前にあらかじめワセリンで皮膚表面を保護しておくと症状がさらに改善されます。

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