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こどもの皮膚病

とびひ(伝染性膿痂疹)
でんせんせいのうかしん

原因

皮膚の細菌感染です。
湿疹などで皮膚バリア機能が低下し、細菌が侵入します。水疱を作る水疱性膿痂疹とかさぶたを作る痂皮性膿痂疹があります。

1水疱性膿痂疹

細菌(黄色ブドウ球菌)が毒素を出して皮膚がめくれて水疱を作ります。
それがめくれるとジュクジュクした状態になります。

2痂皮性膿痂疹

細菌(A群β溶連菌+黄色ブドウ球菌)膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができ、厚いかさぶたになります。
炎症が強く、リンパ節腫れたり、発熱、のどの痛みを伴うことがあります。

治 療

抗生剤(アクアチム軟)の塗り薬 ガーゼやテープで保護しましょう。
範囲が広い場合は抗生剤の飲み薬を、かゆみを伴う場合はステロイドの塗り薬やアレルギー薬内服を併用します。

注 意

原因となる細菌を減らすために毎日入浴して皮膚を清潔にすることが重要です。
患部はこすらず、石けんをよく泡立て、泡でていねいに洗いシャワーで洗い流しましょう。
タオルや衣類は共用しないようにしましょう。患部をガーゼや包帯で覆えば登園、登校は可能です。
ジュクジュクが残っている場合はプールを控えましょう。

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