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大人の皮膚病

帯状疱疹
たいじょうほうしん

原因と症状

帯状疱疹は水痘(みずぼうそう)にかかったことがある人なら誰でもかかる可能性があります。
水痘(みずぼうそう)になった後、水痘帯状疱疹ウイルスが神経節で潜伏しています。
加齢やストレス、過労などが引き金になって、そのウイルスが再活性化します。神経に沿って皮膚症状(水疱や紅斑)や神経症状(痛み)を伴って発症します。

治 療

1抗ウイルス薬の内服

なるべく早く抗ウイルス薬を内服する。(バラアシクロビル ファムシクロビル アメナメビル)

2神経ブロックを行う

ウイルスが皮膚や神経で炎症を起こし神経を損傷し長く痛みが残る場合があります。(帯状疱疹後神経痛)
我慢せず、なるべく早めにペインクリニックで神経ブロックを行う方がよいでしょう。

予 防

帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかる身近な病気です。
帯状疱疹はワクチンで予防できる感染症です。帯状疱疹ワクチンは50歳になったら接種するようにしましょう。

注 意

  • できるだけ安静にしましょう。
  • 小さなお子様との接触は控えましょう。(帯状疱疹が他人にうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児には水ぼうそうを発症させる可能性があります)

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