水虫は白癬菌という真菌(カビ)が皮膚に寄生することで起きる感染症です。
白癬菌は足だけでなく手、頭、陰部など皮膚や爪の角質成分であるケラチンというたんぱく質を栄養源としています。 白癬菌は高温多湿の環境を好みます。
手は洗う機会が多いため、水虫になる機会は少ないです。足の場合、靴下や靴を履いて高温多湿になることが多いため水虫になりやすいです。
塗り薬は図のように症状のある部分だけでなく足の裏と側面、アキレス腱の周囲にも広範囲に塗ることがポイントです。
皮膚表面がきれいになっても白癬菌が皮膚の奥に残っていることが多いので、皮膚がきれいになってからさらに1ヶ月間は塗り続けることがポイントです。根気よく続けましょう。
爪白癬は飲み薬(ラミシール錠、イトリゾール、ネイリン)のほかに、爪の表面から塗るタイプの薬(クレナフィン、ルコナック)もあります。